らくだメソッドの教材

「自ら学ぶ」仕掛け…3つのツール

「らくだ教材」は、1枚毎に「目安時間」が設定されたプリント教材です。

自分で「ストップウォッチ」を使って時間を計り、合格する(習熟する)まで毎日繰り返し取り組みます。そして、「ストップウォッチ」で計った学習結果を「らくだ学習記録表」に記入することで、学習の習熟度・到達度が見えてきます。また、「らくだ学習記録表」からは、学習者に欠けているものや、何ができないか(毎日宿題ができない・採点ができない・記録表への記入が出来ない等々)がわかります。

つまり、「らくだ教材」と「らくだ学習記録表」、「ストップウォッチ」を使って、自分の問題が何であるかが、認識できる仕組みになっているのです。

「基礎学力」とは何か?…より具体的な学習のための「基礎学力」の定義

「らくだメソッド」の算数教材(幼‐0〜小6‐31の場合・数学教材もあります)は、合計228枚ありますが、一枚一枚、段階を踏んでいく過程や子どもの毎日の積み重ねが、具体的に見えるような形になっていると言えます。そのため、「それぞれの子どもに、どれだけの期間でどんな力がついたのか」、「今はできなくても、少し戻って段階を踏んでいけばできるようになる」というような長いスパンでの成長が、子どもや周りの大人に実感できる学習が可能となります。

その算数教材のなかで、学習の習熟度及び到達度の大きな目安としているのが、幼‐13(数字を130までスラスラ書く)小2‐31(3ケタ同士の加減のまとめ・たて式)小5‐25(異分母数の加減のまとめ)のプリントです。この3枚のプリントが目安時間でできれば、その単元までの基礎学力があると定義します。

実際に教材を体験してみましょう!

まずは幼‐13がスラスラできれば、足し算にすすむのは容易です。それが目安時間内にスラスラ書けない状態で、足し算にすすんでも負担が大きすぎて、なかなかできるようになりません。それは本人の能力の問題ではなく、適切な箇所を学習して、力をつけていない状態のまま、先の単元に進んできた結果といえます。

小3以上の子どもに試してもらう小2‐31は、62問が15分台以内でできて、ミスが3つ以内というのが合格の条件です。この単元を合格しないまま先に進むとどうなるか。

2桁×2桁の計算では、3桁同士の足し算、3桁÷2桁の計算では、3桁同士の引き算をつかうので、仮に九九に習熟(120問が3分台でできる)していても、足し算・引き算が習熟していなかったことで、学年相当の学習をしても滞ってしまいます。

小5‐25が15分台でできれば、2数から最少公倍数、最大公約数がスッと出る状態になっています。そのため、中学の単元を学習しても滞ることがほとんどなくなり、受験勉強にも効果的に取り組むことができます。

以上のプリントが、学習開始時のおおまかな目安となりますが、はじめからこのプリントができなくても全く心配は要りません。それぞれのお子さんに合った単元から始めれば、クリアできるようになるからです。

「らくだメソッド」の目指すもの

できないことができるようになるためには、わからないことを教えてもらうだけではできるようになりません。何ができなくて、何をすればできるようになっていくのか、その子の問題を把握し、援助をしていくことが教育の本質ではないかと考えています。

「欠けているからダメ」「できないからダメ」ではなく、「できないこと」を繰り返し学習していくなかで確実にできるようになっていくプロセスで、やりたくないことをやる力・集中力・根気・壁を越える力等々の生きる力が育つのです。

具体的な学習のすすめ方

  • 1. ストップウォッチを使って、プリントを番号順に飛ばさずにやることで、いまの自分の状態がわかります。
  • 2. 自分で答え合わせを最後までします。
  • 3. やり終えたあと、すぐにプリントの「番号」と「かかったタイム」、「ミスの数」を「らくだ学習記録表」に記入します。
  • 4. ミス直しは、正解になるまでします。
  • 5. 合格の基準は、目安時間(目安時間が3分のプリントの場合、3分59秒以内でできれば合格)ででき、ミス3個までという2つの条件が揃うことです。
  • 6. プリント1枚ごとに目安時間が設定されていますので、学習者自身がやったプリントが合格か否かがわかるようになっています。その結果を見て、指導者と相談しながら、自分で自分のやるプリント(宿題)を決めます。